手掌多汗症手術体験記~手術を決めた理由~

手汗歴30年の私が手術を決めた理由

重度の手汗と付き合って30年。
なぜ私が今さらになって手掌多汗症の手術を受ける決心をしたか。
その理由は子供ができたことがきっかけでした。

妊娠が発覚した時、新たな命を授かることはとても嬉しかったです。
ただ、このひどい手汗が子育てをする上でかなりのストレスになるだろう不安がよぎりました。
そして出産後、やはり自分の手汗が子どものお世話をするとき、常に気になって仕方ありませんでした。

子育て中の手汗ストレス

何をするにも手汗が気になってしまう。
特に授乳のとき、子どもを支えている両手がどんどん汗ばんできて、着せている服が湿っぽくなってしまう。
授乳の後に母に子どもの抱っこを代わってもらったりしたとき「この子おしっこした!?」と言われるほど…(いやそれ私の手汗のせい)。
その為、授乳時は子どもの服が湿らないように、タオルやハンカチ、ガーゼ、ティッシュなどを抱っこして支えている手と子どもの間にはさんでいました。
生まれて間もないころの授乳なんて1日10回以上はあるので、子どもの服を濡らさないように逐一手汗対策のタオルなどを準備するのは本当にストレスでした。この他にも、頭をなでる時、ほっぺに触れる時、オムツをかえると時、お風呂あがりに体にクリームを塗る時、着替えさせる時など…子どもに触れる際は常にタオルやハンカチで手汗をぬぐってからでないと何もできません。手汗をぬぐっても作業中にまた手汗が噴き出てしまうので、結局ベタベタの手で子どもに触れなければなりませんでした。

普通にわが子に触れたい

このひどい手汗でわが子にまともに触れることができない。子どもが成長し歩くようになっても、しっかり手をつなぐこともできない。手汗がすべって子どもの手が離れ、急に走り出して車の前にでも飛び出しりしたら…そんな不安が毎日頭の中を渦巻いていました。

子育てが始まって予想以上に自分の手汗が障壁となりストレスに。それにであることが本当に苦痛でした。それに自分の手汗によって子どもをいつか危険な目にあわせてしまうかもしれない。

以前ネットで手汗治療について少し調べていた時に手術で治ると知ったことがあったので、産後4か月程たった頃の私は日々ネットで手汗の手術内容や専門で治療を行っている病院を調べまくりました。

手汗治療なんて諦めていた

きっと子供が出来なければ手術などせずに、ひどい多汗症は放置した状態だったと思います。
多感な学生時代も何とか乗り越え、多汗症に理解ある夫にも出会え、手汗を気にしなくてもいいデスクワークの仕事に就き(もちろんキーボードは汗でべとべと、書類なんかも触りすぎるとふにゃふにゃになってしまいますが)、手汗がなくなればどんなに良いかと思いつつもなんとかココまでやってきたわけだし、今さら本気で多汗症をどうにかしようなんて気は妊娠前まではありませんでした。
私の多汗症はおそらく重症レベルで治らないだろうと思っていたし、治療法があっても高いお金を出して手術までするなんてな(手術も怖いし)…と諦めの気持ちもありました。

リスクを負ってでも手術したかった

結果論ですが今では本当に良かったなと思っています。
もちろん手術は自分だけでは決めず、病院の先生の判断や家族の同意ももらい、手術を受けるにあたってのリスクも重々承知の上で決めました。手術を決心した後は、「いずれ再発しても仕方ない。代償性発汗があっても手汗が完全になくなるのならそれでいい。とにかくわが子を手汗のストレスなく育てたい。」と強く思い続けていました。それでも手術の直前・直後も代償性発汗や全身麻酔、術後の再発などの不安はありました。多汗症の手術をするタイミングや理由・きかっけは本当に人それぞれだと思いますが、私の場合はこのような理由からでした。

次は手掌多汗症手術体験記~はじめての診察~に続きます。

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